タイルといえばキッチン、トイレ、洗面所といった水まわりやリビング、玄関などで馴染みのある素材の一つですよね!
みなさんはタイルにも「トレンド」があることを知っていますか?そのトレンドは、ファッションや車など流行が生まれる国、イタリアで生み出されているんです。
今回はそのイタリアで開催されているセラミックタイルと水まわりの見本市『チェルサイエ(CERSAIE)』と、2021年のタイルのトレンドについて紹介していきます。
目次
チェルサイエ(CERSAIE)とは?
チェルサイエ(CERSAIE)とは、毎年9月にイタリアのボローニャで開催される世界最大規模のセラミックタイルと水まわり(キッチン、トイレなど)の見本市のことです。
2021年は14,000平方メートルもの展示スペースに、世界各国の企業(2019年:約900社)から様々なデザインや素材のタイルが展示されます。毎年110,000人以上の来場者が訪れるタイルのビッグイベントなんです!
2021年は14,000平方メートルもの展示スペースに、世界各国の企業(2019年:約900社)から様々なデザインや素材のタイルが展示されます。毎年110,000人以上の来場者が訪れるタイルのビッグイベントなんです!
○2021年の開催日
2021年のチェルサイエの開催日は、
・2021年9月27日 〜 10月1日
各社から今年の新作が一斉に発表され、世界のタイルのトレンドが、ここから発信されます!
▼2022年のチェルサイエに関する記事はコチラ▼
2022年『チェルサイエ(CERSAIE)』について徹底解説!最新タイルのトレンドが分かる!
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近年のタイルのトレンド
トレンド①:大判化
数年前までは大判タイルといえば「60cm × 60cm」くらいのものを指しましたが、昨年頃から「3m × 1m」の超大型のタイルが登場しています。
これにはデザイン性に加えて、薄型化しても強度が保てる“製造技術”と、見比べてみても分からないほどの“プリント技術”の向上が背景にあります。
住宅ではキッチンやバスルームに使われていることも多いようです。
特に、高級キッチンによく使われることの多かった大理石も、大判のセラミックタイルへと代わっています。表面が削れたり、薬品などに反応する自然石よりメンテナンスが簡単で入手しやすいためです。(さらに価格も4分の1程度になります!)
また、住宅ではバスルームに貼られることも多いようです。大判のタイルはサイズが大きい分、目地が少なくなるため、見た目が美しく掃除も簡単です。
バスルーム以外にもリビング、玄関の床や壁に貼り、まるでホテルのような空間にするというのも人気が出てきています。
これにはデザイン性に加えて、薄型化しても強度が保てる“製造技術”と、見比べてみても分からないほどの“プリント技術”の向上が背景にあります。
住宅ではキッチンやバスルームに使われていることも多いようです。
特に、高級キッチンによく使われることの多かった大理石も、大判のセラミックタイルへと代わっています。表面が削れたり、薬品などに反応する自然石よりメンテナンスが簡単で入手しやすいためです。(さらに価格も4分の1程度になります!)
また、住宅ではバスルームに貼られることも多いようです。大判のタイルはサイズが大きい分、目地が少なくなるため、見た目が美しく掃除も簡単です。
バスルーム以外にもリビング、玄関の床や壁に貼り、まるでホテルのような空間にするというのも人気が出てきています。
トレンド②:モザイクタイル
モザイクタイルは昔から長年変わらず人気のデザインです。中でもガラスモザイクはラグジュアリーな空間を演出するのにピッタリで、高級層に非常に好まれます。
また近年見られる変化として「3Dタイル」があります。凹凸を強調したタイルで、照明とあわせ技の演出がとても映える壁面を作ってくれます。
また近年見られる変化として「3Dタイル」があります。凹凸を強調したタイルで、照明とあわせ技の演出がとても映える壁面を作ってくれます。
トレンド③:アンティークタイル
ワンポイントのタイルとして人気なのが、意匠性の高いデザインのタイルです。日本でもエスニックな印象を持つタイルがよく提案されますが、ヨーロッパでは100年以上前のアンティークタイルが用いられることもあります。
世界のトレンドをご自身の家やオフィス、店舗などに取り入れてみませんか?
チェルサイエとミラノサローネの関係
毎年4月に行われる世界的なインテリアの見本市『ミラノサローネ』。
チェルサイエは、そのミラノサローネのトレンドを大きく影響を受ける傾向にあるようです。実際にメーカーによっては、ミラノサローネで展示されたインテリアをそのまま取り入れる程です。
2019年のミラノサローネは、自然や植物をふんだんに取り入れたデザインと、非常に洗練されたモダンなデザインが混在する展示となりました。
それに応じる形で、チェルサイエでは多くのメーカーが、ガラスのようなデザインのセラミックタイルを新作として発表しました。
(2020年は新型コロナウイルスの影響で、ミラノサローネ・チェルサイエ共に中止となりました。)
2021年のミラノサローネは9月に実施されましたが、規模は大幅に縮小されました。縮小されたことで、トレンドの波は見えづらいですが、確実にコロナ禍における「居住空間の重要性」や、昨今取り沙汰されているSDGs「持続可能なデザイン」は求められています。
これらを各メーカーがどのように汲み取った展示をするか、とても楽しみですね!
チェルサイエは、そのミラノサローネのトレンドを大きく影響を受ける傾向にあるようです。実際にメーカーによっては、ミラノサローネで展示されたインテリアをそのまま取り入れる程です。
2019年のミラノサローネは、自然や植物をふんだんに取り入れたデザインと、非常に洗練されたモダンなデザインが混在する展示となりました。
それに応じる形で、チェルサイエでは多くのメーカーが、ガラスのようなデザインのセラミックタイルを新作として発表しました。
(2020年は新型コロナウイルスの影響で、ミラノサローネ・チェルサイエ共に中止となりました。)
2021年のミラノサローネは9月に実施されましたが、規模は大幅に縮小されました。縮小されたことで、トレンドの波は見えづらいですが、確実にコロナ禍における「居住空間の重要性」や、昨今取り沙汰されているSDGs「持続可能なデザイン」は求められています。
これらを各メーカーがどのように汲み取った展示をするか、とても楽しみですね!
チェルサイエを覗いてみよう
ここまでで実際にチェルサイエ(CERSAIE)に行ってタイルを見てみたくなった方も多いのでは?
でも日本からイタリアまでは遠く、少なくない額の旅費もかかってしまいます。しかも昨今の情勢上、簡単に海外へは行きづらいですよね。
ASTASでは、2021年の『チェルサイエ』の様子を動画で紹介しています。ぜひチェックしてください!
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