【賃貸でも可能】一人暮らしのお部屋をDIY!本棚付きワークデスクなどのレシピをご紹介


前回までのDIY特集記事を見てくれた方から、「これから新たに一人暮らしを始める部屋のために作業スペースとリビング、ベッドスペースを考えてほしい」とのご要望がありました!
今回はご要望の3つのスペースのために、ワークデスク(本棚付き)パーティション(飾り棚付き)を手軽につくってみました!
天井・壁・床を傷つけないので、賃貸のお部屋にオススメです!

00.事前準備

今回は、ワークデスク(本棚付)とパーティション(飾り棚付)をつくっていきます。 "部屋の大きさ"、"天井の高さ"を調べ、あらかじめに簡単な設計図をつくります。 更に内観のCGも作成し検証しました。

※ASTASでは模様替え等の依頼の際、このようなイメージをもとにご提案させていただきます。

部屋のレイアウト図面

今回のポイントは2つ。
・作業スペースとリビング、ベッドスペースのレイアウト (ワークデスクとパーティションの配置)
・ベッドスペースを目隠しつつ、3つのスペースをつなげる

パーテーションとワークデスクDIYの予想パース

設計図が完成したら、ホームセンターへGO!!

≫DIYの流れについて紹介した記事はコチラ

01.下書きを書く

下書きの前に木材の確認はしっかりと。前回もお伝えしましたが、木は生きているので、全体が反っていたり節が多かったりとそれぞれ個性があります。できるだけまっすぐなものを選びましょう。
木材を確認したら、制作した設計図をもとに、柱となるツーバイ材へ金物を取付ける位置を鉛筆で下書きしていきます。DIYではここは基本の作業ですね。


※これまでのDIY記事
【自分でつくってみた!】手軽にオフィス空間をDIY!!     
【自分でつくってみた!】手軽に本棚をDIY !!
寸法の下書きをした木材

 

 

02.棚受け金物の取付

下書きした位置をもとに、柱と棚板をつなぐ棚受け金物、デスクの天板にテーブル脚を取り付けていきます。ビスが上手く入らないときは、少しドリルで下穴を開けるとスムーズにできます。ワークデスクを作る時は、特に板厚に気をつけて取り付ける必要があります。詳しくは04.の工程まで。
今回は、壁側の両端の柱に取り付ける棚受け金物に”黒皮鉄シリーズの棚受け金物”、デスクの天板を支える”アイアンテーブル脚”を選定することで、木と鉄(黒)の素材感を活かしたデスクにしたいと思います。

木材に棚受け金物を取り付けている男性

03.ワークデスク(本棚付き)を作成

最初にワークデスク(本棚付)から作成していきます!
以前から使用している、ツーバイ材を柱として立てることができるDIYグッズのラブリコの中から、今回は"ラブリコ アイアン"を選定。 これまでのラブリコとは違い、天井を突っ張るためのネジ部分がジャッキ部分に収納され意匠性が高く、素材が鉄のため少し固い印象を与えます。今回はこの固い印象を活かして、選定した棚受け金物やテーブル脚と同じ素材で全体を統一していきます。
※天井を突っ張る際は、ジャッキ部分にある穴にドライバー等の棒を通して回していきます。

木材の取り付けるアジャスター

 

04.本棚の棚板とデスクの天板を取付ける

柱を立て終わったら、次は上部から棚板とデスクの天板を取付けていきます!
今回のこだわりは、棚板と天板の高さを揃えるところ。テーブル脚を取り付けた天板の高さに、本棚側の棚を合わせると、棚板の厚みはD38mm、そして天板の厚みがD30mm、誤差がD8mmあります。そのままだとデスクと棚板の接合部に段差が生じてしまいます。そのために、02.の工程の段階で金具の取り付け位置を板厚を踏まえて取り付ける必要があるのです。ここが今回のDIYの一番重要なポイントになります。

棚板とデスクの天板の組まれた家具

05.パーティション(飾り棚付)を作成

最後にパーティション(飾り棚付)を作成していきます!
柱2本と棚板2枚の簡単な作りに、自前の家具(ハンガーラック、姿見)を組み合わせて、ベッドスペースの目隠しにします。 部屋の大部分を占めるベッドは、部屋のイメージを大きく印象付けます。今回はそのベッドを隠しつつ、2つのスペースとを分ける役割をパーティションに委ねます。

飾り棚付きのパーテーションのある部屋

06.完成!!

diyの完成した部屋
ワークデスクのdiyの完成した部屋 diyの完成した部屋

じゃーん!両方とも完成!!今回のDIYのこだわりは、"ワークデスク(本棚付)"と"パーティション(飾り棚付)"をツーバイ材と黒のアイアンでつくることで、全体の統一感をもたせながら3つのスペースをゾーニングしたことです。
入り口側からベッドスペースをパーティションで目隠ししつつ、ワークデスクで作業スペースとリビングスペースをつなぎ、3つのスペースがゆるやかに連続するお部屋になりました。

今回のD.I.Yはいかがでしたか?みなさんもレッツDIY!

部屋の広さ

約9畳

用意するもの
 
・材料
ツーバイ材

・ワークデスク(本棚付)用
D38mm × W90mm × H2330mm 5本

・棚板用
D38mm × W235mm × H1800mm 2本
D38mm × W235mm × H900mm 4本

・パーティション(飾り棚付)用
D38mm × W90mm × H2330mm 2本

・棚板用
D38mm × W90mm × H1800mm 2本

ワークデスク



・デスク天板用
D30mm × W900mm × H700mm 1枚

アジャスター


・ラブリコ(ラブリコ アイアン)
7組

テーブル脚


・アイアンテーブル脚
2本

棚受け金物


・棚受け金物(黒皮鉄シリーズ Mサイズ)
8個
・棚受け金物(2×4ツーバイフォー用 90×45)
4個
・棚受け金物(2×4ツーバイフォー用 45×70)
7個

・工具

電動ドリル

・材料費

約4万円

・所要時間

約1日(事前の準備は含まず)

 


f.d.c (佐藤 雄紀)
f.d.c (佐藤 雄紀)

f.d.c. [frank design communication] は、 2016年ASTAS発足時に、他分野で活動するデザイナー同士で結成されたデザインチーム。 主にASTASのWebサイトのデザイン・編集・更新を担当。様々なジャンルのプロジェクトや創作活動を行っている。