賃貸でも使えるアイテムでワークデスクと収納棚をDIY!!


とある作家さんからのご依頼で、仕事場にある創作スペースのために"ワークデスク(収納付き) "、
仕事スペースのための"壁面収納"をつくってみました!
天井・壁・床を傷つけないので、賃貸のお部屋にオススメです!

00.事前準備

今回は、ワークデスク(収納付)と壁面収納をつくっていきます。 "部屋の大きさ"、"天井の高さ"を調べ、これまでと同様にあらかじめに簡単な設計図をつくります。 更に内観のCGも作成し検証しました。

※ASTASでは模様替え等の依頼の際、このようなイメージをもとにご提案させていただきます。

部屋のレイアウト図面

今回のポイントは2つ。
・既設のインテリアとの調和
・創作スペースと収納スペースを整理

diyの図面

設計図が完成したら、ホームセンターへGO!!

≫DIYの流れについて紹介した記事はコチラ

 

 

01.木材の塗装

部屋は床や壁が暗めのトーンのため、素地のままでは部屋のインテリアに浮いてしまうことから、今回のDIYでは木材の塗装を決定。
選んだ塗料は、"WATOCOオイル(エボニー)"。木目を活かしながら、古材風の色味を目指しました。
ツーバイ材は色を吸い込みやすいので、刷毛で塗るとすぐにウエスで引き延ばし、色をのせすぎないようにするのがポイントです。

ワトコ塗装
ワトコ塗装

WATOCOオイルは油性塗料のため、塗装後は油絵のような独特の匂いがします。乾燥までに約1日、完全に匂いがとれるまでには1週間程度かかるので要注意。

 

02.下書き・金物の取付

乾燥後、制作した設計図をもとに、塗装したツーバイ材へ金物を取付ける位置に鉛筆で下書きしていきます。そして下書きした位置をもとに、金物を取り付けます。
ビスが上手く入らないときは、ドリルで下穴を開けるとスムーズにできます。なので特に初心者はしっかりと下穴を開けて作業をすることをオススメします!

電動ドリルでdiy

そして今回のDIYの柱部の突っ張り材も"ラブリコ アイアン"を選定。
※天井を突っ張る際は、ジャッキ部分にある穴にドライバー等の棒を通して回していきます。 意匠性が高いだけでなく、2×4材以外にも使用できるため様々な応用が可能になりそうです。

ラブリコ

 

 

 

03.壁面収納を制作

まずは壁面収納から制作開始!
お持ちの丸テーブル、コピー機、エアコンを避けながら、2×12材の棚板5枚を柱に取り付けて完成!!
コチラの収納には、普段の仕事関連の物をまとめて収納します。




壁面収納diy

diy_after

04.ワークデスク(本棚付き)を制作

次にワークデスク(収納付)を制作!
これまでと同様に、2×8材の柱に棚板を取り付けていきます。
一番上段の棚板を2×12材の幅広、2〜4段目を2×8材の棚板とし、特に3段目の棚板をデスクの高さと揃えるよう取り付け位置には注意します。この取り付けの位置が今回のDIYでも一番重要なポイントになります。
最後に3段目に、2×8材の横長の棚板を"黒皮鉄シリーズ"の棚受け金物で取り付けることで、デスクと一体の収納付きカウンターが完成!

diy after

更に今回デスクの天板の材料として、"タモ集成材"を選定。
ツーバイ材と違い、硬い木材のため作業デスクにピッタリ!
ネットで、天板の端を斜めカット、反り止めなどのオプションを付けて注文しました。
そしてデスクの足には2×4材に"ラブリコ 棚受けダブル"を組み合わせ取り付けました。

机のdiy after

05.完成!!

壁面収納
Before
diy_before
diy_befre

After
diy_after
diy_after

 

 

 

 


ワークデスク(本棚付き)
Before
diy_before
diy_before

After
diy_after
diy_after
diy_after

じゃーん!両方とも完成!!今回のD.I.Yのこだわりは、"ワークデスク(収納付)"と"壁面収納"を既存のインテリアに合わせながら、現在の部屋の使い勝手と呼応させたことです。
"ワークデスク(収納付)"には創作スペースとしての用途、"壁面収納"には仕事場としての用途。それぞれを同じ材料、塗装などで合わせることで、違う要素でも統一感をもったお部屋へと生まれ変わりました。

今回のD.I.Yはいかがでしたか?みなさんもレッツD.I.Y!

部屋の広さ

約5畳

用意するもの
 
・材料
タモ集成材

〔 ワークデスク(収納付)用 〕
D700mm × W1,500mm × H30mm 1本



ツーバイ材/金物等


〔 ワークデスク(収納付)用 〕
D38mm × W286mm × H800mm1本
  × H560mm 1本
× H300mm 1本
D38mm × W184mm × H2,240mm 1本 1本
       × H1,740mm 2本
       × H1,270mm 1本
       × H800mm 2本
       × H300mm 2本
  D38mm × W90mm × H2,240mm 2本
       × H770mm 3本


・ラブリコ(ラブリコ アイアン)
4組
・棚受け金物(黒皮鉄シリーズ Sサイズ)
3個
・棚受け(ラブリコ)
3個
・棚受け金物(2×4ツーバイフォー用 170×45)
16個
・棚受け金物(2×4ツーバイフォー用 90×70)
2個


〔 壁面収納用 〕
D38mm × W286mm × H850mm 1本
       × H820mm 4本
D38mm × W184mm × H2,240mm 2本
       × H1,510mm 1本


・ラブリコ(ラブリコ アイアン)
4組
・棚受け金物(2×4ツーバイフォー用 90×70)
10個

共通


・WATOCOオイル(エボニー)
1缶
・刷毛
1本
・ウエス
1セット

・工具

電動ドリル

・材料費

約10万円

・所要時間

約1日(事前の準備・木材の塗装期間は含まず)

 


f.d.c (佐藤 雄紀)
f.d.c (佐藤 雄紀)

f.d.c. [frank design communication] は、 2016年ASTAS発足時に、他分野で活動するデザイナー同士で結成されたデザインチーム。 主にASTASのWebサイトのデザイン・編集・更新を担当。様々なジャンルのプロジェクトや創作活動を行っている。