タイルってなんだ?


『タイル』と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?
お風呂場や水まわりの白くて四角いアレ…を連想される方も多いのではないでしょうか。それも確かに『タイル』です。が、それだけじゃないってことをお伝えします!

 

タイルとは

そもそもタイルとは、壁や床に張り付ける板状の焼き物のことを指します。板状の焼き物、なんて大味な表現をしましたが、その形や大きさには様々な種類があり、壁や床を保護するだけでなく、“装飾する”という魅力も備えています。

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タイルの歴史は意外と古く、なんと4650年前のエジプトで使用されていたものが現存しています。この世界最古のタイルは、現代で使われていてもなんら遜色のないとても美しいブルーのタイルで、ジェゼル王の階段ピラミッドの地下通廊を“装飾して”いました。

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壁や床を“装飾する”

よかったら一度、『タイル』を意識しながら日常を過ごしてみてください。今まで意識の外にあった『タイル』がいたるところで発見できると思います。住宅やビルの外壁、駅やトイレの内装、喫茶店ごとに違う壁や床…タイルならではの重厚感や高級感、種類の豊富さからくる演出力は、壁や床の保護だけでない、その建物や空間を“装飾する”ためのキーアイテムになっているはずです!

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じゃないものを“装飾する”

『タイル』が持つ“装飾する”ポテンシャルは、なにも壁や床だけに発揮されるわけはありません。じゃないものを“装飾する”ことにも一役買ってくれます。

例えばコースター。シンプルながら焼き物としての味わいを持ったコースターは、どんなライフスタイルにも馴染みつつアクセントを与えてくれます。

 

例えば植木鉢。テラコッタの植木鉢にモザイクタイルを張り合わせれば、植えていたグリーンも違った顔を見せるはずです。

他にも色々。

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4月12日、実は「タイル記念日」

「『タイル』は是迄一定の呼称なく化粧煉瓦、貼付煉瓦、装飾煉瓦、貼瓦、敷瓦等、種々なる名称を用ひたるも今後は総て統一的に『タイル』なる名称を以て取引する事、全会一致を以て可決す。」(『日本のタイル工業史』[ INAX/1991年刊 ])

あまり知られていませんが、4月12日は「タイル記念日」。大正11年(1922年)のこの日に、数あるそれらしい板状の焼き物(化粧煉瓦とか貼付煉瓦とか)を『タイル』の名称に統一されたことから、タイルファンの間で「タイル記念日」とされています。 せっかくですから、この1日だけでも『タイル』のある空間を意識し、楽しんでみてください!

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明日(アス)に「+(タス)」ヒントがここにある。 アスタスは「住空間に関わる全てを提案する」ことをコンセプトに掲げ、建築、インテリア、ガーデン、アートのスペシャリストが集いスタートした「住空間提案サイト」です。