平田 欽也 建築家
KINYA HIRATA /Architect
メンバー データ/Member Date
職種 カテゴリ /Occupation Category
建築家
仕事 カテゴリ /Job Category
建築
新築
リフォーム
リノベーション
店舗デザイン
インテリア
家具デザイン
スキル カテゴリ /Skill Category
設計 監理
コンセプト/Cocept
「家族の記憶に残る住まいづくり」
何気なく過ごす暮らしの背景に、住まいは記憶として刻まれています。自分たちの理想の暮らしができる住まいを、一緒に考え、一緒に造り上げるよう心がけています。
[住まいの記憶]
あなたにとって理想の住まいはどんなイメージですか?
生まれ育った地域の風景を懐かしく想うように、生まれ育った住まいの記憶も心の中にありませんか。
それは陽のあたる縁側だったり、背丈を記した柱の傷だったり、それぞれ違う場所かも知れませんが、そこにはいっしょに過ごした家族の姿も想い出されているのではないでしょうか。小さなころに過ごした住まいを想い出すと何だか心がホッコリしてきます。
家族と過ごす暮らしの背景に、住まいが記憶として刻まれているのではないでしょうか。
[住まいづくりは無限の組み合わせ]
住まいづくりをお手伝いしていて、「地震に強い構造は何ですか?」、「床はどんな材料が長持ちしますか?」といった、建物のつくり方に関する質問をたくさんいただきます。住まいづくりの課程では、どうしても建物のハードウエアの方に目が向いてしまうようです。 それは一つ一つがとても大切なことですが、そのどれにもたくさん選択肢があって、それらの無限の組み合わせにより住まいは構成されています。全ての選択肢を知ることは膨大な時間が必要なので現実的ではありませんし、それでは住まいづくりが苦痛になってしまいます。建築家の役割はこれらの専門的な知識を駆使して、その家族にフィットする組み合わせを提案することだと考えています。 そして提案した組み合わせのメリット・デメリットをご説明して、納得した住まいづくりの環境を提供することです。
[住まいづくりのキーワード]
では提案された組み合わせを判断するのはどうしたらよいでしょうか?これは住まいづくりで最も大切なことですが、当たり前のようで案外忘れられていることが多いです。それは、家族みんなで「どんな暮らしがしたいか?」を話し合うことです。開放的な暮らしを希望する家族もあれば、プライバシーを尊重する家族もあります。念願だった趣味のスペースを叶える方もいます。家族の中で、夫婦でさえ意見が食い違うこともしばしばあります。私は家族の数だけ住まいのバリエーションがあると思っています。「どんな家に住みたいか?」でなく「どんな暮らしがしたいか?」が大切です。 このキーワードはほんの一部に過ぎませんが、住まいづくりを考えるきっかけになれば幸いです。
[家族の記憶に残る住まいを考える]
何気ない毎日を、いつもの生活を安全に快適に過ごせること。
そのご家族の暮らしにフィットした住まいであること。
ご自分たちの理想の暮らしができる住まいを、いっしょに考え、いっしょに造り上げるよう心がけています。時々は工事現場に足を運んでもらうなど、住まいづくりのプロセスも楽しんでいただきたいと思っています。ご自分たちの住まいに理解と愛着が湧き、住まいづくりが大切な想い出になります。 家族と過ごす暮らしの背景に、住まいが記憶として刻まれて行く。
そのような、「家族の記憶に残る住まい」を目指しています。
作品紹介/Works
cafe ジェリーのしっぽ
/cafe Jelly's tail
建築 リノベーション 設計 監理
改修面積 72.00㎡