小さな時計 ブルー (掛け時計/置き時計) / Lemnos

11,000円 税込 

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ASTAS memo 平田 欽也

時計のデザインがライフワーク “プロダクトデザイナー 渡辺 力“
「小さな時計」シリーズ

「小さな時計」シリーズは、1970年に発表された。余計な装飾を省きながら、強い個性を発揮したこの時計は、世界中のデザイナーや建築家から高く評価された。
直径φ122と小ぶりながら、厚み72?で強い個性を発揮しており、この奥行きを生かしたスチールフレームの豊富なカラーバリエーションと、美しい影をつくる立体的なレリーフ文字の組み合わせが、モダンだがどことなく懐かしい雰囲気をかもし出す。
小さいながらもインテリアとしてしっかり存在感を示し、付属の専用スタンドを付ければ置時計にもなるため、また違ったアクセントとして楽しめる。
この他、「RIKI CLOCK(リキクロック)」シリーズ、「RIKI STEEL CLOCK(リキステールクロック)」シリーズ、「日比谷の時計」シリーズ、「銅の時計」、「八角の時計」など多くの作品がある。クロックだけではなく、ウォッチのラインナップも豊富で、時計のデザインがライフワークだったことが伺える。




■ サイズ: φ122 × D72mm
■ 素材: スチール ABS樹脂 ガラス
■ ステップムーブメント
■ スタンド付属




渡辺 力 (わたなべ りき)
1911年7月17日東京に生まれ。 東京高等工芸学校・木材工芸科を卒業し、母校にて助教授を勤めた後に、東京帝国大学(現東京大学)の林学科助手に。
戦後はフリーランス・デザイナーとなり、1949年日本初のデザイン事務所(渡辺力デザイン事務所)を設立。1951年に発表した「ひも椅子」で国内外から注目を集める。1957年には、代表作でもある「トリイスツール」などがミラノ・トリエンナーレでコンパッソドーロ賞を受賞。その他にも新制作協会展新建築賞、ミラノ・トリエンナーレ展金賞、通産大臣賞、毎日産業デザイン賞、グッドデザイン賞など、紫綬褒章など多数の賞を受賞しており、日本を代表するプロダクトデザイナーの一人。
旧東京ヒルトンホテルに始まり、京王プラザホテル、プリンスホテルなど10数のホテルのインテリアデザインを手がけた。また壁時計に始まり日比谷第一生命ポール時計などパブリッククロック、ウォッチまで時計の仕事はライフワークとなった。東京造形大学室内建築科、クラフトセンター・ジャパン、日本インダストリアルデザイナー協会、日本デザインコミッティー、東京造形大学室内建築科などの創設に深く関わる。
著書に「素描・渡辺力」(建築家会館叢書)「ハーマンミラー物語 イームズはここから生まれた」(平凡社)など。2013年101歳で逝去。

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