キルギス人高度人材の紹介事業について

キルギス人大卒採用のメリットと魅力

　(株)アスタスは、キルギス共和国より、若く優秀な高度人材を雇用するための紹介事業を開始いたしました。

○本プロジェクトの概要

　本プロジェクトは、キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)とアスタスの共同事業として、国際協力機構(JICA)、国際交流基金(JF)よりKRJCに派遣されている日本人専門家の協力も得て、 2020年からスタートしました。

　1. KRJCによる学生の募集　… 建築系大学の卒業生、及び卒業予定の学生
　2. KRJCによる日本語の学習　… 約1～1.5年間の学習、N3レベル以上の取得
　3. 日本の文化や生活の学習

 

　この３点をキルギス国内で行い、事前に日本語力を育てておくことで、すぐに日本での生活や仕事に対応できる仕組みとなっています。

 

○採用までの流れ

キルギス国内で日本語教育を受けた大学生、大卒者を日本企業へご紹介するスキーム

 

○本プロジェクトによる採用メリット

1. 中小企業が採用しづらい大卒の新卒、及び若い正規社員を一般就労ビザで獲得できる

・日本では大手企業との競争が激しく獲得しづらい、若くて優秀な人材を獲得できる
・一般就労ビザなので、将来の管理職候補や頭脳労働者として(生涯雇用も含む)長期雇用も可能

2. 高い学習意欲や努力により、成長余地がある

・キルギス国内の教育水準が高く、高い学習意欲を持った人材が多い
・日本に対して好意的で、日本の慣習やビジネスマナーなども学ぶ意欲がある

3. 日本や東南アジアの若い人材と比較しても優秀な人材を獲得できる

・キルギス国内の平均月給が低いため、日本の新卒の給与でも十分な報酬と考える人材が多い CAD等を大学で学習しているため、スキルを有した状態で入社できる
・自身のスキルや経験を積むことに懸命なので、熱心に働く

4. 国外で働くバイタリティやガッツがある

・海外での就労に向けた積極的な姿勢や、将来的なグローバルなキャリア構築の意欲がある

5. 多様性のある人材採用ができる

・文化や言語、価値観の違いから、新たなアイデアや視点が生まれる可能性がある

 

○キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)について

キルギスにおける日本語教育機関として、アスタスと共同して本プロジェクトを実施

・現地 日本向けビジネスサービス、日本語人材育成サービス、相互交流活動の３本柱を活動の中心に置く独立採算の現地NPO(1995年設立)
・JICAはこのNPOのサポート(専門家の派遣、予算措置)を通じて現地のビジネス人材育成と日本との相互交流を推進

キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)：https://jp.krjc.kg/

キルギス共和国について

○キルギス人の特徴

1. 日本人と見た目がよく似ている

・キルギスの神話では、｢キルギス人と日本人は兄弟で、肉の好きな人がキルギス人となって残り、魚の好きな人が海を渡って日本人となった｣というものがある

2. 日本や日本文化に強く関心やあこがれを持っている人が多い

・ソビエト連邦の崩壊とともに独立し、経済的に困窮した折、日本がキルギスと外交関係を結び、多大な援助をスタートさせたことが理由とされている

3. 年長者を敬う文化で、ソビエト連邦時代からの上意下達の文化が根付いている

4. 義理人情にあつく、血縁などグループ内では相互に助け合う文化

5. 家の建設から車の修理まで、自分で何でもなんとかする生活力がある

6. 高い教育水準　識字率99％以上、大学進学率53.5％


7. 外国語への抵抗感の低さ

・生まれながらにキルギス語、ロシア語のバイリンガル環境におかれ、語学習得能力が高いとされている

8. 観光、介護、住宅リフォーム等、人に接し、人の中に溶け込むことが望ましい分野に適しているとされている

9. 近年、建設やIT分野など技術的な分野での活用も始まりつつある

 

○キルギス共和国について

・面積は約20万km2(日本の半分程度)

・国の人口は約670万人、首都はビシュケク

・多⺠族国家(キルギス系約73％)

・キルギス語が国語で、ロシア語が公用語

・主要産業は農業及び畜産業

・主な宗教はイスラム教スンニ派

・日本との時差はマイナス３時間

 

○キルギス共和国の歴史

 

○キルギス共和国の現状

・国内総生産(GDP)：約9000億円(145位)

・経済成長率：4～5％程度で推移

・1人あたりGDP：13万7千円(163位)

・月給平均：2万3千円

・ 主要産業

　・金鉱山の生産がGDPの10%弱
　・有力な製造業がない
　・建設業が成長部門のひとつ、GDPの約8%
　・GDPの外に海外からの出稼ぎ送金約2500億円(30%程度)がある

 

・ 人口：2010年548万人→2022年670万人(22％増)

・ 20歳未満 40％、30歳未満 58％

　・生産年齢人口の割合が多い国である

・ 国内マーケットの拡大、就労の場の不足

　・有力な国内産業がなく、就労の場が不足しており、若者が海外へ出稼ぎをしている現状がある

・さまざまなメディアに取り上げられました！

　・中国新聞 2023/5/11掲載

※本記事の中国新聞デジタル版はコチラ

 

　・広島経済レポート 2023/8/31号

お問い合わせ

・採用のご検討やお問い合わせは、お電話をいただくか、以下のフォームをご利用ください。
・お客様情報・お問い合わせメール受付後、近日中に担当より連絡致します。
  (※定休日等の関係上、即答できない場合がございます。あらかじめご了承下さい。)
・お預かりした個人情報は、お客様へのご連絡以外には使用いたしません。

※必須は、必ずご記入ください。

 

お問い合わせ /Contact

〔受付時間〕 月〜金 11:00 ~ 19:00

〔定 休 日〕 土・日・祝日