【DIY】エコカラットの貼り方 動画付き 初心者も簡単『デザインパッケージ』


 新築やリフォームを問わず人気の壁材“エコカラットプラス”。
 最近ではリビングやキッチンまわり、トイレや玄関にもよく使われていますね。
 初心者でも簡単にエコカラットプラスを壁に貼ることができる“エコカラットプラス デザインパッケージ”というパッケージ商品を購入し、実際に挑戦してみました!
 今回は施工手順を作業風景をふまえて、初心者にもわかりやすく解説します。

 

目次
・エコカラットプラス デザインパッケージとは?
・用意するもの
・施工手順1.養生①
・施工手順2.寸法出し(墨出し)
・施工手順3.壁紙剥がし
・施工手順4.基準線
・施工手順5.養生②
・施工手順6.接着剤塗り
・施工手順7.貼り付け
・施工手順8.片付け
・施工手順9.完成

“エコカラットプラス デザインパッケージ”とは?

 エコカラットプラス、接着剤・施工説明書が同梱されたパッケージ商品!
 エコカラットプラスをカットする必要の無い状態で送られてくるだけでなく、それぞれに予備が一枚ずつ同梱されていて、専用接着剤も付いているので初心者にも安心です
 エコカラットプラスは自然と心地いい湿度にする調湿機能気になるにおいをすっきり脱臭機能を持っており、暮らしがさらに快適になりますよ。




 そして今回挑戦したタイルは、エコカラットプラス デザインパッケージ 『ヴィーレ×シルクリーネ』!!
 このタイルは30.3mm角のピースがランダムにミックスされた“ヴィーレ”と、303mm角の繊細なライン模様の“シルクリーネ”を組み合わせたおしゃれなタイルです。

同梱物
エコカラットプラス
ヴィーレ ECP-30NET/WE1 (21枚+予備3枚)
シルクリーネ ECP-303/SLA1N (14枚+予備1枚)
接着剤 ECN3G-1KG(ECN3G-SET-(2)) (2本)
樹脂製ヘラ(1個)
施工説明書


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用意するもの

・エコカラットプラス デザインパッケージ
・鉛筆
・カッター
・ハサミ
・メジャー
・長めの定規(今回は30cmのものを使いました。)
・マスカーテープ
・養生テープ
・マスキングテープ
・バケツ
・きれいな雑巾
・脚立


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【DIY】エコカラットプラス 「デザインパッケージ」の貼り方を動画でご紹介!!

施工手順1.養生①

まずは床が汚れないようにマスカーテープで養生をしていきしょう。
巾木のある壁では巾木にテープを貼り付けていきます。
養生テープなどで床にビニールをくっつけておくとビニールが動かず作業がしやすいです。 ecocarat-diy05 ecocarat-diy06

施工手順2.寸法出し(墨出し)

エコカラットプラスを貼ったときの仕上がりの外周線を鉛筆で引いていきます。
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次に、同梱の施工説明書に記載の外寸法を確認し、壁・床や天井からの位置を計算して、外周線の位置を決めたら、鉛筆でその位置に印をつけていきます。
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長い定規がない場合は、なるべく短い間隔で印(ポイント)をつけるようにしましょう。
印をつけ終わると、その印同士を結んで下書き線を引いていきます。
縦線も同様にし、外周線が完成です。 ecocarat-diy09 ecocarat-diy10


〜プロのワンポンイント・アドバイス〜
外周線を引くと、実際にエコカラットプラスを貼った位置よりはみ出た箇所が汚れにつながり易いそうです。出来れば03.の工程の壁紙剥がしのための線のみで制作するともっと綺麗に仕上がるのでオススメらしいです。

施工手順3.壁紙剥がし

次は、壁紙を剥がしていきます。
壁紙の上からエコカラットプラスを貼ると、その重みで壁紙ごと剥がれて落ちてくるおそれがある為、基本的には壁紙を剥がすことを推奨しています。
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仕上がりの外周線より5mmほど内側に壁紙を剥がす位置の線を引いておきます。
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引いた線にカッターで切れ目をいれます。
ここでも定規を使うとまっすぐ切れてきれいに仕上がります。 四辺全てに切れ目をいれたら、端から壁紙をゆっくりと剥いでいきます。
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ecocarat-diy20 壁紙を剥いだとき、裏紙と呼ばれる薄い紙が残ることがよくあります。この裏紙が浮いている箇所や剝がせそうな箇所はできるだけきれいに剥いでおくのがエコカラットプラスをしっかりと貼るためのコツです!!

施工手順4.基準線

基準線とはエコカラットプラスを貼り始める位置の目安となる線です。
それぞれのプランにより異なりますが、その位置は同梱の施工説明書で確認しましょう。
今回はこの位置でした。 ecocarat-diy14

説明書で示された位置をメジャーや定規を使って割り出し、鉛筆で線を引いておきます。その名の通り、エコカラットプラスを貼る基準の位置になるので、できるだけしっかりと測って決めましょう! ecocarat-diy15

施工手順5.養生②

接着剤を塗る際に、はみ出して壁が汚れないようにマスキングテープを貼っていきます。
03.壁紙を剥がした際に内側5mmに引いた線を目安に貼るようにしましょう。
ecocarat-diy16 ※貼り始めのテープの端を折っておくとテープを剥がす際に簡単です。
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ecocarat-diy19 今回のデザインパッケージの場合は、基準線の上と下に分けて接着剤を塗り、エコカラットプラスを貼るよう説明書に書かれています。
基準線の上と下に分けて順番にエコカラットプラスを貼るため、マスキングテープも上下で切り分けて貼っておくとマスキングテープを剥がすのが簡単になります。

 

 

施工手順6.接着剤塗り

接着剤の袋の先をハサミで切ります。中身が出にくい場合は切れ目より大きめにカットしましょう。
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まずは基準線の上半分に満遍なく塗っていきます。
気温も室温も低い条件下だと接着剤が固くなってしまうため、あらかじめ接着剤を温めておくと作業がしやすくなります。
※ぬるま湯に浸けておくのが最適。ただし60℃以上になると成分が変質してしまうので注意!!
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今回は硬くなってしまいましたが、なんとか絞り出した接着剤(1本あたり約1㎡分)を付属のヘラで塗り付けていきます。
ヘラを壁面に対して約60°の角度に傾けて、マスキングテープの端までしっかりと塗り伸ばしましょう。
斜めにクシ目を立て、うっすら壁が見えるぐらいの厚みで塗ると基準線が透けて見えるので、貼るときに便利です。
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接着剤を塗り終わったら、その範囲のマスキングテープを剥がします。
※先にエコカラットプラスを貼ってしまうと、マスキングテープが剥がせなくなります。要注意!!
その際、手や壁を汚さないように注意しましょう。
汚れた場合はすぐに濡らした綺麗な雑巾で拭きとりましょう。 ecocarat-diy22 接着剤が乾く前にエコカラットプラスを貼っていきます。
塗り始めてから乾くまでの時間は夏場は20分、冬場は30分程度です。

施工手順7.貼り付け

いよいよ基準線に沿ってエコカラットプラスを貼っていきます。
基準線の内側から貼ることで全体的なバランスが取りやすくなります。
貼るときは上下に揉み込むようにして接着剤をなじませるようにしながら貼りましょう。
ecocarat-diy23 ※裏面にフィルムが貼ってあるので必ずフィルム剥がして貼りましょう!
集中していると意外と忘れがちなので注意です! ecocarat-diy38

上半分が貼り終わったら、全体を見て隙間やずれがないかチェックします。
下半分も同じように接着剤を塗ってマスキングテープを剥がし、エコカラットプラスを貼っていきます。
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エコカラットプラスに接着材などの汚れが付いても、すぐに濡らした綺麗な雑巾で拭くと汚れは落ちます。
乾くと取れなくなるのでときどきチェックしながら貼っていきましょう。
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最後も全体をチェック! ecocarat-diy27

施工手順8.片付け

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施工手順9.完成

ecocarat-diy29 ecocarat-diy30 ecocarat-diy31 じゃーん!完成!!今回のポイントは2つ!
・できるだけ水平垂直に貼り付けるために、細かい間隔で位置の印をとることと、バランスを見るために遠目からチェック!
・きれいに仕上げるために、養生をしっかりすることと、こまめに仕上がりをチェックして見つけた汚れをすぐに拭き取ること!

皆さんもエコカラットプラス デザインパッケージを使って、レッツDIY!



※基本、記事は「DIYの紹介」にはなりますが、専門の施工業者に依頼の際は、アスタスにお問い合わせください。

 

 

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f.d.c (佐藤 雄紀)
f.d.c (佐藤 雄紀)

f.d.c. [frank design communication] は、 2016年ASTAS発足時に、他分野で活動するデザイナー同士で結成されたデザインチーム。 主にASTASのWebサイトのデザイン・編集・更新を担当。様々なジャンルのプロジェクトや創作活動を行っている。